近年の工事現場では場所の制約が厳しく、ラチスブームの組立てや、アウトリガの張り出しに必要となる十分なスペースの確保が困難になっています。また収益性が重視される中、輸送、組立・分解費用等の間接コスト削減も重要視されています。グランド技研ではお客様のニーズに応えるべく、コベルコの小型テレスコピックブームを搭載した55t吊りクローラクレーンを導入しました。
KOBELCO TK550
テレスコピックブーム式クローラクレーン『TK550』(55t吊り)を導入しました。
TK550はLBCCの様に組立・分解を必要とせず、またRTCの様なアウトリガ設置も必要としません。それらの優れた機動性により、高い稼働効率と間接コストの削減が可能となります。
本機の用途は主に基礎工事現場を主眼におき、相伴作業(基礎工事をする際の杭や敷鉄板等を吊る補助作業)は勿論、バイブロ(矢板打ち機)やオーガ(掘削ドリル)等のアタッチメントを装着した土木作業にも対応できます。また自在にブームを伸縮する事が出来る為、橋の下等の高さ制限がある現場でも威力を発揮します。
戸建住宅や中低層建物などの基礎工事においては、機動性を有するコンパクトな機械で様々な工法に対応できる高性能なコストパフォーマンスに優れる機械が求められています。グランド技研ではお客様のニーズに応えるべく、日本車両小型杭打機ジオメイトシリーズを取り揃えています。
DHJ-45SP
地盤改良機DHJ-45SP(鋼管回転圧入機)を導入しました。
小型杭打機の最上位機種として高スペック・ハイパワーかつコンパクトなDHJ-25の兄貴格として、この度、さらに一回り大きく安定性、施工能力をアップしたDHJ-45です。
サイズは大きくなったものの、輸送時機体幅2800mm、長さ11990mm、高さ3080mm、質量32tonとコンパクトな輸送姿勢、かつリーダを取り付けたままトレーラ輸送でき、現場での組立分解作業を短縮することが可能です。オーガ昇降はDHJ-25と同様のラック&ピニオン方式を採用しており、リーダの組立、分解やオーガの脱着作業が容易に可能です。
本体能力に付いては、高出力エンジン(284PS)と大容量ポンプ(Max260L/min×2機)を搭載し、さらに4倍可変の大容量油圧モータを採用しました。これによりオーガトルク、回転数の可変域がより広範囲となり、クラスを超えたフロント性能であったDHJ-25をさらに上回る性能です。
この可変域内にてトルク重視の鋼管埋設仕様と、回転数重視の地盤改良仕様などのフロント装置を選択する事が可能となっています。
また、フロントの仕様によりオーガ昇降ストロークも大幅に広がり、特に地盤改良仕様の場合は、最長21m(同17m)の改良が可能となりました。オーガ昇降力においては、DHJ-25に比べ1.5倍の30ton、昇降スピードも1.3倍の最大12.7m/minにアップし、長尺における作業効率が格段に向上しています。大型三点式杭打機にも迫る高性能を実現しています。
オーガ回転トルク kN・m 〔tf・m〕 |
オーガ回転数 min-1 |
オーガ押込/引抜力kN [tf] | ウィンチ吊り能力 kN [tf] |
エンジン |
41.1~548.1 [4.2~55.9] |
2.2/4.3~9.0/18.0 | 295/197 [30.0/20.0] |
29.4[3.0] | 日野J08E-TM (オフロード法適合) |
エンジン定格出力 kW/min-1 |
燃料タンク L | 全装備質量作業時 ton |
全装備質量輸送時 ton |
接地圧 kPa |
209/2100 | 250 | 54.8 (キャップ、ロッド、鋼管含む) |
29.5 (上記とオーガ、先端リーダ・カウンタウェイトを除く) |
129 |
DHJ25-5SP
地盤改良機DHJ25-5SP(鋼管回転圧入機)を導入しました。
DHJ25は、125馬力のハイパワーエンジンを搭載し、中型機(全装備80tクラス)並の作業性能を有しながら、狭い住宅地への搬入性を考慮した小型機並みのコンパクトなサイズの基礎施工機となっています。
DHJ15-5M
DHJ12-2M
ストローク1mのスライドリーダーを採用し、改良施工が9mまで施工できます。 鋼管作業において、下部振れ止めの位置を下げて施工が可能となります。
DHJ08-5M
メーカー | 日本車両 | |||||
型式 | DHJ08-5M | DHJ12-2M 4.8t |
DHJ12-2SP | DHJ15-5M 8t |
DHJ15-5SP | DHJ-25-5SP |
オーガ回転トルク kN・m 〔tf・m〕 |
7.1~21.4 [0.7~2.2] (高トルク仕様) 8.0~23.9 [0.8~2.4] |
15.6~46.6 [1.6~4.8] |
(通常時) 32.8~98.3 [3.3~10.0] (低トルク時) 16.4~49.2 [1.7~5.0] |
8.7~78.5 [0.9~8.0] |
(通常時) 46~139 [4.7~14.2] (低トルク時) 15~46 [1.5~4.7] |
30~276 [3.1~28.1] |
オーガ回転数 min-1 |
21.1~63.1 (高トルク仕様) 18.8~56.3 |
11~65 | 6~35 | 9~58 | 5~31 | 2.5~15 |
オーガ押込/引抜力kN [tf] | 46.2[4.7] | 55.3[5.6] | 59.4[6.1] | 92.1[9.4] | 68.6[7.0] | 196/98 [20.0/10.0] |
ウィンチ吊り能力 kN [tf] |
ロープ径8mm 6.8[0.7] ロープ径10mm 9.8[1.0] |
9.8[1.0] | 9.8[1.0] | 9.8[1.0] | 9.8[1.0] | 17.7[1.8] |
エンジン | ヤンマー4TNV98-EPIKA (オフロード法適合) |
日野W04C-TH型 | 日野W04C-TH型 | 日野J05E-TA (オフロード法適合) |
日野J05E-TA (オフロード法適合) |
日野J05E-TA (オフロード法適合) |
エンジン定格出力 kW/min-1 |
40.8/2400 | 71.3/2100 | 71.3/2100 | 118/2000 | 118/2000 | 118/2000 |
燃料タンク L |
75 | 190 | 190 | 250 | 250 | 250 |
全装備質量作業時 ton |
9.84 (ロッド、ヘッド含む) |
14.3 (ロッド、ヘッド含む) |
14.4 (ロッド、ヘッド含む) |
18.2 (ロッド、ヘッド含む) |
17.5 (ロッド、ヘッド含む) |
33.0 (キャップ、ロッド、鋼管含む) |
全装備質量輸送時 ton |
9.41 (ロッド、ヘッド除く) |
13.9 (ロッド、ヘッド除く) |
14.0 (ロッド、ヘッド除く) |
31.1 (キャップ、ロッド、鋼管除く) |
||
接地圧 kPa | 61 | 69 | 70 | 75 |
どんな土質でも果敢に掘り込む強力な掘削トルク。3段フルブーム先端で掘削できます。ワイドな掘削半径を活かして、川越し、道路越しなどの健柱作業もスムーズに行えます。都市型装柱に本領を発揮する高揚程。操作性も優れているのでポール最上部に大型トランや開閉器などを設置する高所の割り込み作業も用意に行えます。
D-502E