規定の重量の重りを一定の高さから落下させる事により地盤硬軟を計測致します。 また同時に掘削機を使用し現場の土質を採取することで、詳細な土質状況が判断出来ます。ボーリングは、ロータリーボーリングマシンを使用して、コアチューブ方式により行い、削孔時はスライムの状況、レバー感度、掘進速度、送水圧等の変化に注意しながら、層変りに確認を行います。地質の判定はサンプラーにより、採取された試料を直接観察することによって行っていきます。
ボーリング調査による標準貫入試験は、土の硬軟・締まり具合の相対値を知るためのN値を求める方法で、 日本工業規格(JIS-A-1219)で規定されています。この標準貫入試験で計測される「N値」は、杭や地盤改良の設計係数となるため、数ある方法の中で最も基本となる地盤調査法です。地盤の硬軟の判定に加え地中深くにある頑丈な 良好地盤(支持層)を見つけるのに威力を発揮します。 この調査方法は、広いスペースを必要としますが、より詳しい土の構造が把握できます。
ボーリング調査図